|
そして、ねずみ女房は星を見た(大人が読みたい子どもの本) (清水眞砂子 テン・ブックス) 表題にもなっている「ねずみ女房」を先に読んでこの本にも興味を持ちました。 読んでみて紹介されている本が「ねずみ女房」と「注文の多い料理店」以外は読んだことがない本ばかりでした。 著者は、翻訳家であり短大教授でもある清水眞砂子さんです。 「はじめに」に書かれている言葉に共感するものがありました。 私もまたこれまでの人生の日々には心が萎え、なにもかも投げ出しそうになったときが幾度かありました。 それを押しとどめてくれたのはなんだったでしょうか。 もちろんつれあいや両親、きょうだいさらには友人、 恩師といった人々の支えを抜きにして考えることはできませんが、 子ども時代を振り返ることが多くなったいま、従来にも増してその存在の大きさを覚えるのは本です。(中略) 私は、さまざまな物語をとおして、 人間を計るものさしも「いま、ここ」を計るものがすべてではないということを知ったのだと思います。 もうひとつ、子どもの文学が私に小さいときから伝え続けてくれたこと、 それは人生は生きるに値するということ。子どもの言葉で言えば、大きくなるって素敵なこと、ということでした。 紹介されている13作品の紹介文はどれも丁寧で読みたいと思える本ばかりでした。 清水さんが本を丁寧に読まれているだけでなく、登場人物たちとも対話されていたのだろうと思います。 ゜「ねずみ女房」は、「はるかなものへの憧れ」という章で紹介されています。 衣食住が充ちたりしていても、それだけでは人間の心は充たされません。 「ねずみ女房」を読んだ時、高楼方子の「時計坂の家」を思い出しました。 「ゼバズチアンからの電話」では、恋をした途端に交際相手に依存してしまった少女・ザビーネと、 父に貞淑に仕えてきた母の自立が描かれていて海外作品でありながら日本にとても近いものを感じました。 「片手いっぱいの星」では、ダマスカスに生きる少年の成長を助ける精神的な面で助ける 老人の姿がありました。 私が好きなカニグズバーグの「べーグル・チームの作戦」は実用の書として紹介されています。 最後まで読んで、私は、 人生にはいろいろ辛いこともあるけれど人生や人間は捨てたものではないということを改めて思いました。 |
| << 前記事(2009/01/06) | トップへ | 後記事(2009/01/09)>> |
| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
こんにちは。「ねずみ女房」を読んだ時、ゴッデンの伝えたかったものってなんだろう…と深く考えさせられ、答えを求めるようにこの本「ねずみ女房は星を見た」を読みました、清水さんの取り上げた別の本については、おいおい機会を見つけて読んでみたいのですが、なかなかすすみません(汗)。 |
なずな 2009/01/09 14:12 |
なずなさんへ |
はなびや 2009/01/09 17:33 |
| << 前記事(2009/01/06) | トップへ | 後記事(2009/01/09)>> |