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zoom RSS 堀内誠一の世界(6) 内田路子との出会い

<<   作成日時 : 2011/09/23 17:10   >>

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<内田路子との出会い>

編集部でアルバイトをしていた内田路子さん(のちの堀内路子さん)があるとき、「この人はどうですか」と言って絵はがきを見せてくれたことがありました。それが加古里子さんでした。
 
「私のことば体験15」松居直 『母の友』2010年7月号

 大学二年の時、夏休みのアルバイトに、実家の間借人の女性からミノルタカメラのPR誌『ロッコロール』で働かないかと紹介され、私はそれまでにない高額バイトに飛びつきました。

 銀座の木挽町会館に千代田工学東京支社があり、その地下にロッコロール編集室がありました。

初めて会ったときのホリウチの印象は、すごく青白く目ばかし大きくて、無表情で何を考えているかわからない感じ。

そしたら、たいして忙しくなかったある日、突然「映画見に行かない?」と言い出し、「いいの?」と聞いたら「大丈夫」と言うのでついて行ったら、橋の下の小さな名画座(いまもある三原橋のシネパトス)でラモリスの『白い馬』をやっていました。ホリウチは何度目かで、私はそれが二度目でした。

 どんなことがきっかけで絵本の話をするようになったか覚えていませんが、もともとホリウチは絵本に興味があって、伊勢丹時代からつきあいのあった本屋さんに、アンドレ・フランソワやポール・ランドなどの絵本を注文して見ていたみたいです。

たしかに、私が福音館「こどものとも」編集長の松居直さんを紹介しましたが、そうでなくともホリウチは絵本を描くようになったと思います。

 『七わのからす』を描いたときは、駿河台下にあった日本織物出版社の十畳あるかというくらいの、製図台だけがあるようなガランとした部屋の中で板に水張りした紙を床に積んだ本に立てかけて、ホリウチはぐるりとその絵に囲まれながら、何日も眺めて、あちこち跳びまわって描いていました。

それでも星の世界やガラスの城なんか上手くいかなくて、ホリウチ自身が自分でオクラにしたと思います。それでね日の目を見ることになったのは、急に「こどものとも」に穴があいたことがあって、松居さんが「あれを使いましょう」と言ってくれたからです。ホリウチが最後の場面を描き足して、『七わのカラス』は完成したのでした。(後略)
 
「ホリウチと絵本」堀内路子『堀内誠一旅と絵本とデザインと』コロナ・ブックス

このお話の絵本が最初に出たのは、1958年7月、「こどものとも」28号でした。

姉(内田莉沙子)が見つけてきた、このロシア語の絵本が気に入ってまわしてもらい、福音館にもちこみました。そして、文章と編集の仕事を、一冊入稿まで請け負うかたちで作りました。

絵は丸木俊さんにお願いしました。絵をいただきに、当時のお住まい・練馬区谷原2丁目のお宅に通っている時、ハンガリー動乱が怒りましたから、作っていたのは、19576年だったのですね。本が出たのは、それから1年半、私が堀内と結婚したばかりの時でした。

そして長い間たって、中川季枝子さんが保育園で働かれていた時代、『でてきておひさま』をもとに、子どもたちと激遊びをした、と著書の中に書いてくださったことがきっかけになり、このお話がふたたび日の目を見るということになりました。

夫婦で作ったら、という誘惑にまけ、申し訳ないながら、堀内が新しく絵をつけましたのがこの絵本、気がついたら結婚25周年目のできごとでした。あとにも先にも一緒に作ることができた、たった1冊の絵本、またでることになってうれしいです。(後略)

「1冊だけの夫婦合作絵本」内田路子『でてきておひさま』<再版>こどもとのも年中向き2009年10月号 折り込みふろくより

『でてきておひさま』の折り込みふろくを読んで驚いたのは、堀内誠一さんの奥様が、内田莉沙子さんの妹さんということでした。

そのことを友人に話したら、内田莉沙子さんの息子さんが翻訳家の吉上恭太さんということを教えてもらい、絵本好き同士はそんなことで盛り上がるものです。

松居直さんの『ことば体験』を読んでいると、内田路子さんはかこさとしさん発掘にも一役買っていますし、

堀内誠一さんを松居さんに紹介したのも路子さん。

路子さんの友人・矢川澄子さんの当時ご主人だった渋澤龍彦さんの紹介にも、路子さん人脈があるということで、

堀内さんはご自身も人との出会い運がいいことを認めておられますが、奥様の力も大きいなあと思います。

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